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アトリエ・イグレック
(2012年度)


■ブロートハイムで第2回「食べて楽しむ会」開催
2013年9月17日(report5)
 
 暑い暑い夏が過ぎ、ほっとするほど涼しくなった初秋の夕べ、世田谷・桜新町で第2回「バン・ド・ロデヴを食べて楽しむ会」を開催しました。 
明石さんのこの日の新食べ方提案は「ロデヴのクルトン」。「残暑の夕べを想定して作りました。まずは冷たいスパークリングと一緒に、あとは割って冷たいスープに入れてクルトンとして召し上がってみてください。」
バジルとにんにくが程よくきいたロデヴのクルトンは、きりりと冷えたスパークリングにはもちろん、スープに割り入れてもしばし硬さを保ち、けれど口に入れ ると心地よい歯ごたえと共に根セロリとじゃがいものスープになじんで行きました。「うわっ、夏の香りと味が溶け合ってサイコ―!!!」



 ほかにラタトゥイユ、ポークレバー、ハム盛り合わせ、チーズ盛り合わせ、ロデヴはプレーンの後にフリュイ、ノアと続きます。今度こそはみなさ んにお土産を(隣人に広めていただくために)と、朝から2回、前回の1.5倍も仕込んだはずのロデヴ・・・・。ところが「皆さん、おみやげの分まで召し上 がられました」と明石さん。次回が恐ろしくなるほどの食べっぷりでした。



 ロデヴ年度は10月始まり翌年9月終わりなので、この日はロデヴ普及活動10年計画の記念すべき1年目の締めくくりの会となりました。来月10月の仁瓶 さんの会(東京)から始まる次年度は、開催地を全国各所に広げ回数も増やすべく計画中。お知らせを楽しみにしていてください。

[ロデヴのクルトンの作り方 <ロデヴ3個、30スライス分>]
バジルペースト、ガーリックペースト各50g とオリーブ油300gを混ぜる。ロデヴスライスの両面に刷毛で塗り、130℃のオーブンで3.5〜4時間、1,,2度途中で,蒸気を抜きながら焼成する。





■金林技術顧問による技術講習会&食べて楽しむ会 開催
2013年6月3日(report 4)

 今年は、例年にない早い梅雨入り宣言を受けたものの、この日6月3日は、朝から気持ちの良い風と太陽の日が降り注ぐ1日でした。
東京は飯田橋、大都会の大きなビル6階にある東京カネカ食品のラボをお借りして、当会技術顧問の金林達郎さんによる「技術講習会」と「食べて楽しむ会」を開催しました。
 午前8:30から始まった技術講習会では、金林さんがご自身の店「ボワドオル」で、時間や設備の制限のあるなかで作っている「ロデヴの作り方」を披露。 フランスパンの生地を仕込み、その生地の一部からロデヴを仕上げていく手法と、その出来上がりに、多くのヒントと納得がありました。

 午後1:30からは「食べて楽しむ会」がスタート。午前から引き続きの方、ここから合流の方と一気に会場は賑やかになりました。ロデヴが主役、けれど料 理 も手作りパテ、テリーヌ、スープ、温野菜サラダにチーズ、ワイン、さらに協賛のオリーブオイル、AOCバター、はちみつなどなど、いつものとおり、たくさ んの協力者の「ロデヴを盛り上げよう」という熱意で、なんとも贅沢なテーブルがととのいました(場所は、メタリックなラボですが・・・)。
 ロデヴは、金林さんがボワドオルで作っているものと全く同じバヌトン仕上げのもの(プレーンとノア・レザン)と、同じ生地ながら切りっぱなしで焼成した も の(プレーンとノア・レザン)と、ほとんど差がない、と思いきや、さすがの参加者には、その微妙な味の違いがわかる方もいらっしゃってびっくり!
とはいえ、ロデヴを食べる会は、ただの「おいし~い!」で十分楽しむ会。最大のエッセンスは、作り手がいて、目の前で作ってくれて、一緒に食べながら話を する。さらにその環境がニコニコ空気で包まれていること。そんな1日が、また、都会のど真ん中でロデヴを囲んで開催できたことをここにご報告します!! 


カメラマンに囲まれて、生地扱いの説明中


続々と焼きそろう金林ロデヴ


食べる会の風景





■初めての神戸 初めての技術講習会 開催
2013年4月9日(report.3)

 三寒四温の早春の1日、パン・ド・ロデヴ普及委員会が発足して初めての関西の会を、午前午後の2部構成で開催しました。場所は日仏商事株式会社本社のラボ。定員をかるーく超え、スタッフまで含めると約50人もの人が、ぎゅうぎゅうわいわいの熱気あふれる時を過ごしました。
講師は、両会とも当会技術顧問の仁瓶利夫さんが務めました。
 今回は初の1日2部構成。朝8:30からは、「技術講習会」の第1回目。
 待ってましたとばかり、15人の定員は募集を始めて2日で満杯。
 仁瓶さんのお話は自家製発酵種からイーストの扱い方、パシナージュのことなど、よどみなく進むなか、手元では、たぽんたぽんのポタージュスープ状の生地 が、様々な形の「ロデヴ」に仕上げられていきました。みんなで分け合って食べるための大型、長く切ってくるりとひねるトルデュ、見慣れた四角、ブルーベ リーやクルミ入り・・・・。
 11:30の焼き上がりのあと、冷まして試食タイム。あとは第2部の楽しみとなりました。

 午後1:00からは、「食べて楽しむ会」のスタート。ほとんどの方が、午前から引き続き、ロデヴの香りに包まれたまま第2部に突入しました。
 「食べて楽しむ会」の関西開催は実質3回目。今までにも増して、ロデヴを引き立てようと用意された料理はアトリエ・イグレック(塚本有紀代表、久我圭子 さん協力)に、今回参加者のはずのヴィラアンジェリカ料理長の辻秀剛さんも加わってくださって、何とも豪華な盛り付けになりました。
 いつものワイン、春のチーズもずらりとそろい、その中央には仁瓶さんが焼き上げたロデヴ、ロデヴ、ロデヴ。
 こんなに・・・と並んだごちそうでしたが、終わりのころにはすっかり皆さんのおなかに収まり、会場には笑顔があふれていました。
 そして、いつもの通り、「幸せな満腹をお土産に」、名残惜しくも会は賑やかに終了。帰り際には「もっと関西でもやって」「技術講習会、もっと」などな ど、「作って広めたい」「食べて語りたい」というアンケートを、ありがたく受け取りました。(努力します!) 

 
技術講習会


ロデヴの生地


今回はビュッフェスタイルでした。


ごちそうの中のロデヴ


■パン・ド・ロデヴを食べて楽しむ会
2013年2月27日(report.2)

 当会技術顧問の明石克彦さんのお店、世田谷「ベッカライ・ブロートハイム」併設の「カフェ・ゼーバッハ」において、パン・ド・ロデヴを食べて楽しむ会が行わ れました。会員を中心に、日本全国から31名もの人が参加しました。お店には臨時のテーブルも用意され、ぎゅうぎゅう状態でしたが、皆がそれぞれにロデヴ のおいしさを熱く語りっぱなしの楽しい時間を過ごしました。
 まずはシンプルにロデヴとバターの組み合わせで食べる会がスタートします。しばらくしてオリーヴ、リエット、ラタトゥイユやグーラッシュなどたくさんの おいしい料理も登場します。さらにはロデヴを使ったパニーニ、明石さんが一番お好きなチーズ「カンボゾーラ」との組み合わせなど、様々なおいしい組み合わ せの提案がありました。
 ロデヴも明石さんおすすめの胡桃入り、フルーツ入りと多彩に登場しました。
 明石さんによると、今回の会では、ものすごい量のパン(そしてワインも!)がなくなったそうです!

 

 



■パン・ド・ロデヴ普及委員会の発足式
2012年10月29日(report.1)

(株)ドンク東雲工場研修センターにて、パン・ド・ロデヴ普及員会の発足式が盛大に執り行われました。参加者は、プロのパン職人からなる「作るよ会員」、パン・ ド・ロデヴを食べることで作り手を支え普及に尽力する「食べるよ会員」、新しい食文化を支える「支えるよ会員」からなる、総勢55名。

 まずは技術顧問の仁瓶利夫さん(株式会社ドンク)、明石克彦さん(ベッカライブロートハイム)、金林達郎さん(ボワドオル)のご挨拶から。それぞれの方がパン・ド・ロデヴへの思いを熱く語られます。

 発足式の後は、パン・ド・ロデヴを楽しむ食事会です。この日のパンを焼いてくださったのは、仁瓶さん率いるドンクの方々。佐藤広樹さん、菊谷尚宏さんと パンの歴代クープ・デュ・モンド選手や帝国ホテルの方がサポートというドリームチームです。パン・ド・ロデヴのふるさと、南仏ロデヴの町にあったねじった タイプのパン・ド・ロデヴも並びました。

 和やかな食事会のあとは、仁瓶さんによるロデヴの町のパンのレポートがなされました。